【2月7日 AFP】先月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)で3回戦まで進出し、現在女子テニスの世界ランク45位につけているユージェニー・ブシャール(Eugenie Bouchard、カナダ)が、米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の第51回スーパーボウル(Super Bowl LI)の賭けに負けて、一般男性とデートすることになった。

 5日に行われたスーパーボウルで、ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)は25点差をひっくり返し、アトランタ・ファルコンズ(Atlanta Falcons)とのオーバータイムにもつれた一戦を34-28で制してNFLの頂点に立った。この結果を受けて、カナダ・モントリオール(Montreal)出身のブシャールは、ペイトリオッツとQBトム・ブレイディ(Tom Brady)と反対のチームに賭けてはいけないという教訓を学んだ。

 ファルコンズの選手がブレイディのパスをインターセプトしてタッチダウンを奪い、21-0と大量リードすると、同チームの勝利を確信したブシャールは、ツイッター(Twitter)に試合の予想を投稿し、「ところで、きっとアトランタが勝つわ」とつづった後、「ただ未来を予想しただけ」とつけ加えた。

 すると、「TW1」というハンドルネームで、米プロバスケットボール協会(NBA)のクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)のユニホームを着た姿のアイコン写真を使用する男性から、「もしペイトリオッツが勝ったら、デートしてもらえるかな?」という投稿があった。

 22歳のブシャールは「もちろん」と答えたが、同じような内容の投稿をしてきたツイートに対しては、「冗談でしょ」とかわしていた。

 ペイトリオッツが後半に激しい追い上げを見せると、ブシャールは別のフォロワーから「心配になってきた?」と指摘され、「うーん、ちょっとね」とつづった後に、「それで、あなた(デートを申し込んだ男性)はどこに住んでいるの?」と尋ねた。

 そして、ペイトリオッツが勝利してブレイディが通算5回目のタイトルを手にすると、ブシャールは「うそでしょ」、「学んだわ。絶対にトム・ブレイディと反対のチームに賭けてはだめね」とツイートした。

 6日に写真つきで「オーマイゴッド、昨夜は本当に負けちゃった」とメッセージを投稿したブシャールは、ツイッターでのやりとりで、とんでもない賭けをしたことに気付いたが、その代償を支払ってデート志願者に常識ではあり得ない夢のデートをすると約束した。

「ツイッターのモーメントまでできてて大爆笑。デートしましょう。約束は果たすわ」 (c)AFP