【2日5日 AFP】男子テニス、国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2017)は5日、ワールドグループ1回戦の試合が行われ、フランスに1勝4敗で敗れた日本の植田実(Minoru Ueda)監督が、9月のプレーオフでは錦織圭(Kei Nishikori)の出場がカギになると語った。

 日本の植田監督は試合後、「プレーオフに勝って、ワールドグループに残留しなければならない。錦織の出場がカギになる」としたうえで、「このレベルで競うためには、日本の選手が四大大会(グランドスラム)でより良いパフォーマンスを発揮する必要がある」とチーム全体としてのレベル底上げが重要だと話した。

 フランスに対して1セットも奪えないままこの日を迎えた日本は、ニコラ・マウー(Nicolas Mahut)と対戦した西岡良仁(Yoshihito Nishioka)が第1セットを1-6で落とした後、第2セット途中で手首の故障を理由に棄権。しかし、直後の第5試合では、内山靖崇(Yasutaka Uchiyama)が6-4、6-4でジル・シモン(Gilles Simon)に代わって出場したピエール・ユーグ・エルベール(Pierre-Hugues Herbert)を下して一矢報いた。

 最終的に4勝1敗で日本戦を終えたフランスのヤニック・ノア(Yannick Noah)監督は、「全選手が準備できていれば、最後まで行ける可能性がある」とすると、「それが目標とすべきところ。大会を優勝するというね。ただ、そのためには今後の3戦に100パーセントの状態で臨まなくてはならない」とコメントした。(c)AFP