【2日5日 AFP】男子テニス、国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2017)は4日、ワールドグループ1回戦の試合が行われ、セルビアが8強入りを果たし、準々決勝でノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)とスペインのラファエル・ナダル(Rafael Nadal)が対戦する可能性が出てきた。

 2010年大会優勝国のセルビアは、ネナッド・ジモンイッチ(Nenad Zimonjic)/ヴィクトル・トロイキ(Viktor Troicki)組がロシアのアンドレイ・クズネツォフ(Andrey Kuznetsov)/コンスタンティン・クラフチュク(Konstantin Kravchuk)組に6-3、7-6(7-3)、6-7(5-7)、6-4で勝利した。

 初日のシングルス2試合でトロイキとジョコビッチが白星を挙げたセルビアは、ロシアとの対戦成績を3勝0敗として、ホームのニス(Nis)でベスト8入りを決めた。

 セルビアの主将を務める40歳のジモンイッチは試合後、「金曜(3日)に5時間もコートに立ち続けたあとで、このような素晴らしい試合をしたヴィクトルを祝福したい。彼はツアーの中で最もフィットした選手の一人だが、それでも大きな挑戦だった」とパートナーをたたえた。

 ジョコビッチを擁するセルビアは、4月に行われる準々決勝でナダルを抱えるスペインと激突する可能性がある。

 敵地オシエク(Osijek)でクロアチアと対戦しているスペインはこの日、全仏オープン(French Open 2016)優勝ペアのフェリシアーノ・ロペス(Feliciano Lopez)/マルク・ロペス(Marc Lopez)組が7-6(8-6)、6-7(7-9)、6-7(5-7)、6-2、4-6でマリン・ドラガンヤ(Marin Draganja)/ニコラ・メクティッチ組(Nikola Mektic)にまさかの敗戦を喫し、後がない状況に立たされている。

 マリン・チリッチ(Marin Cilic)を欠いて挑んでいるクロアチアは前日、世界223位のフランコ・シュクゴル(Franko Skugor)がスペインの同26位、パブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno Busta)からフルセットで金星を挙げ、対戦成績を1勝1敗としていた。(c)AFP/Dave JAMES