【1月30日 AFP】米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は30日、司法長官代理の解任に続き、国土安全保障省移民税関捜査局(ICE)の暫定トップを務めていたダニエル・ラグスデール(Daniel Ragsdale)局長代理を更迭した。理由は示されていない。

 ジョン・ケリー(John Kelly)国土安全保障省長官は、ICE局長の後任トーマス・ホーマン(Thomas Homan)氏が「米国の国益と一致する形で移民法を確実に執行する」力になってくれるだろうと述べた。

 ラグスデール氏更迭のわずか1時間前にトランプ大統領は、イスラム圏7か国出身者の入国を禁止する大統領令に逆らったとしてバラク・オバマ(Barack Obama)前政権下で任命されたサリー・イエーツ(Sally Yates)司法長官代理を解任していた。入国管理に関するこの大統領令は混乱を引き起こし、トランプ氏はその影響を振り払うのに躍起となっている。(c)AFP