【1月31日 AFP】イングランド・プレミアリーグのハル・シティ(Hull City)は30日、頭蓋骨を骨折したライアン・メイソン(Ryan Mason)が、退院後に長期のリハビリに入ると発表した。

 25歳のメイソンは、22日のリーグ戦でチェルシー(Chelsea)のギャリー・ケイヒル(Gary Cahill)と頭同士でぶつかって頭蓋骨を骨折し、酸素マスクをつけた状態でピッチから運び出された。

 今季の開幕直前に、1300万ポンド(約18億8000万円)と報じられた移籍金でハルに加入したメイソンは、チームの情報によれば現在「目覚ましい回復」をみせているという。

 しかしながら、メイソンはトレーニングを再開するまでに少なくとも4か月かかるとみられており、その前には医学的に問題なしという判断も必要になる。同様のけがをしたチェコ人GKペトル・チェフ(Petr Cech)は、ヘッドギア着用のうえで試合に復帰したこともある。

 ハルは声明で、「ライアンは今後も回復に努め、自宅で初期段階のリハビリを行う。クラブはここでもう一度、これまでにライアンのケアに関わったすべての方々に対し、感謝を示す」と発表した。

 手際よい仕事でメイソンの回復に寄与したクラブのメディカルチームや主将のマイケル・ドーソン(Michael Dawson)、さらにはチェルシーのジョン・テリー(John Terry)、そしてメイソンが所属していたトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)のマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督ら、同選手を見舞う人は後を絶たない。

 チームドクターのマーク・ウォーラー(Mark Waller)医師は、「ライアンへのサポートを示すメッセージの数は、かなり圧倒されるものだ」と明かしている。(c)AFP