【1月31日 AFP】米大リーグ(MLB)のセントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)が30日、ヒューストン・アストロズ(Houston Astros)のデータベースに不正アクセスしたとして、200万ドル(約2億2740万円)の支払いと今季のドラフト指名権の剥奪が命じられた。

 カージナルスの元スカウト部長クリス・コレア(Chris Correa)氏が、2013年と2014年にアストロズから不正に選手情報を入手した事件をめぐる捜査が終了したことを発表したロブ・マンフレッド(Rob Manfred)コミッショナーは同日、処分を発表した。

 今回の決定により、カージナルスは今季のドラフト2巡目(全体56位)と3巡目(全体75位)の指名権をアストロズに譲渡するのに加え、同チームに対し30日以内に賠償金を支払うことが決まった。また、マンフレッドコミッショナーの要請により、コレア氏は永久追放処分となっている。

 カージナルスのウィリアム・デウィット・ジュニア(William DeWitt Jr.)会長は声明で、「われわれはコミッショナーの決定を尊重し、本件に最終的な決定が下りたことに感謝している」と述べた。(c)AFP