【1月27日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)は26日、オールスターゲーム2017(2017 NBA All-Star Game)のリザーブメンバーを発表し、自己通算60回を数え、今季では合計23回のトリプルダブルを記録しているオクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)のラッセル・ウェストブルック(Russell Westbrook)が、ウエスタンカンファレンスのリストに名を連ねた。

 ウェストブルックは、今季の得点部門でトップの活躍をみせているにもかかわらず、ファンに加えてメディアと現役選手の投票で決まるオールスターのスターターに選ばれなかった。しかし、ヘッドコーチ(HC)の投票による控え選手に選ばれ、2月19日に米ニューオーリンズ(New Orleans)で開催されるオールスターゲームに出場することになった。

 2015年と2016年の祭典でウエストの勝利に貢献しているウェストブルックは、昨年史上初となる2季連続でのオールスター最優秀選手(MVP)に選出された。また、今回で通算6度目の出場となる実力者は、今季1試合平均30.7得点、10.7アシスト、10.7リバウンドを記録しており、1961-62シーズンのオスカー・ロバートソン(Oscar Robertson)氏が達成して以来、史上2人目となる1シーズンにおけるトリプルダブルの快挙を目指す好調ぶりを維持している。

 今回初選出を果たしたのは、ユタ・ジャズ(Utah Jazz)のゴードン・ヘイワード(Gordon Hayward)を筆頭に、ロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)のデアンドレ・ジョーダン(DeAndre Jordan)とシャーロット・ホーネッツ(Charlotte Hornets)のケンバ・ウォーカー(Kemba Walker)となった。

 ウエストのリザーブ陣は、サクラメント・キングス(Sacramento Kings)のデマーカス・カズンズ(DeMarcus Cousins)、メンフィス・グリズリーズ(Memphis Grizzlies)のマルク・ガソル(Marc Gasol)に加え、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)からドレイモンド・グリーン(Draymond Green)とクレイ・トンプソン(Klay Thompson)の2人が出場することになった。

 ウォリアーズは、スターターのステフェン・カリー(Stephen Curry)とケビン・デュラント(Kevin Durant)にグリーンとトンプソンが加わり、リーグ史上最多に並ぶ4人がオールスターメンバーに選出。デュラントは、フリーエージェント(FA)で古巣サンダーを離れてウォリアーズに加入して以降、初めてウェストブルックと再びチームを組むことになる。

 一方、イーストのリザーブ陣はウォーカーのほかに、インディアナ・ペイサーズ(Indiana Pacers)のポール・ジョージ(Paul George)、クリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)のケビン・ラブ(Kevin Love)、トロント・ラプターズ(Toronto Raptors)のカイル・ローリー(Kyle Lowry)、アトランタ・ホークス(Atlanta Hawks)のポール・ミルサップ(Paul Millsap)、ボストン・セルティックス(Boston Celtics)のアイザイア・トーマス(Isaiah Thomas)、ワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)のジョン・ウォール(John Wall)という顔ぶれとなった。

 カンファレンス首位のキャバリアーズは、スターターに選出されたカイリー・アービング(Kyrie Irving)とレブロン・ジェームズ(LeBron James)に、ラブが加わった。

 イーストでは、昨年まで7年連続でスターターを務め、通算9回の出場を誇るニューヨーク・ニックス(New York Knicks)のカーメロ・アンソニー(Carmelo Anthony)が選出を逃した。さらに、シカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)のドウェイン・ウェイド(Dwyane Wade)もオールスターゲーム出場が12年連続で途絶えた。

 対するウエストは、これまでオールスターに2度選ばれているポートランド・トレイルブレイザーズ(Portland Trail Blazers)のダミアン・リラード(Damian Lillard)と、サンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)のラマーカス・オルドリッジ(LaMarcus Aldridge)を欠くことになった。(c)AFP