【1月26日 AFP】ソマリアの首都モガディシオ(Mogadishu)で25日、国会議事堂付近にある人気ホテルが武装集団の襲撃を受け、28人が死亡、43人が負傷した。地元救急当局が明らかにした。国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系のイスラム過激派組織アルシャバーブ(Al Shabaab)が犯行声明を出した。

 事件では最初に、爆発物を積んだ車がホテルの門に突っ込み爆発。治安当局筋によると、続いて少なくとも4人の武装集団が敷地内に侵入し、警備員との銃撃戦になった。だが、武装集団は宿泊客が滞在する本館に到達する前に射殺されたという。死者28人には射殺された襲撃犯は含まれていない。

 救急隊員らやジャーナリストらが現場に駆け付けた後、2度目の大爆発が起き、ソマリア・ジャーナリスト全国連合(NUSOJ)によると記者7人が軽傷を負った。

 負傷者には、肩と脚を負傷したAFPのカメラマンと、AP通信(Associated Press)のカメラマン、中東の衛星テレビ局アルジャジーラ(Al-Jazeera)の記者が含まれている。(c)AFP