【1月26日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は25日、昨年の大統領選で不正投票が横行したとの疑惑について、調査を実施する意向を表明した。この疑惑は既に多方面から根拠がないものだと否定されている。

 昨年11月の選挙での大規模な不正投票を示す証拠は公表されていないが、トランプ大統領は今週、不正投票の主張を改めて展開していた。

 だがトランプ氏もホワイトハウス(White House)もこの主張に関する根拠を示しておらず、トランプ氏自身の弁護団も法的文書の中で、不正投票があったとの証拠はないと言明している。

 米主要メディア各社もトランプ大統領の主張を真っ赤なうそだと伝え、議員らもこの問題への言及を避けるよう求めているが、同大統領は25日早朝のツイッター(Twitter)投稿で、自身の主張を固持。

「不正投票の大規模調査を求めるつもりだ。これには、2つの州で有権者登録した人、不法滞在者、死亡している人が含まれる(とうの昔に死亡している人も多数いる)。その結果によっては、投票制度を強化することになるだろう」と投稿した。(c)AFP/Daniel WOOLLS