【1月24日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)のジュニア女子シングルスに出場したイタリア人選手が、ボールボーイにボールを当てたとして失格になったと、24日に報じられた。

 マリア・ビットリア・ビビアーニ(Maria Vittoria Viviani)は、偶発的とみられるこの出来事について何も間違ったことはしていないと主張しており、ボールボーイには直ちに謝罪している。

 試合の映像を見ると17歳のビビアーニは、中国選手との試合でのポイント後にボールをラケットで軽くたたくと、すぐさま手を挙げてボールボーイに謝っていた。

 豪フェアファックス・メディア(Fairfax Media)は、「まだショックです。誰もこの状況にすっきりすることができない昨日は本当に最悪の一日でした」とビビアーニの言葉を伝えている。

「厳しすぎます。1時間半泣きっぱなしでした。泣きじゃくりました。私も、私のことを知っている人も、みんな私が間違ったことをしていないと分かっています」

「私は何もしていないから、大丈夫です。この出来事がより良い選手になる力になります」

 ソーシャルメディアでファンは、トップ選手が同様の行動をしたとしても処分を受けることはないと指摘し、ビビアーニを擁護している。

 ビビアーニはまた、「試合を楽しんでいました。ボールボーイが動いたところで、私はボールを当ててしまいました。すぐに謝って、彼も大丈夫でした。彼はボールを手にして、試合が再開するのを待っていたんです」と続けた。

「この大会に向けて3か月間プレシーズンを過ごしていたので、頭にきました。私たちはイタリアからやってきたんです。かなり遠いんですよ。フライトは24時間かかりました。ただの遊びではなく、仕事なんです。だからより傷つきました」 (c)AFP