【1月24日 AFP】(更新)ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は23日、環太平洋連携協定(TPP)からの離脱に関する大統領令に署名した。トランプ氏は昨年の選挙戦で、TPPを「雇用殺し」や米国の権益に対する「レイプ」だと批判し、離脱を公約に掲げていた。

 トランプ氏は大統領執務室での署名に際し「われわれは長い間これについて話していた」「米国の労働者にとって素晴らしいことだ」と語った。

 TPPは2015年に日米など12か国が署名したが、まだ発効には至っていない。米国の離脱はTPPにとっての死亡宣告となる可能性が高い。

 トランプ氏は同日さらに、連邦政府職員の新規雇用凍結と、人工妊娠中絶を支援する外国NGOへの財政支援制限に関する大統領令にもそれぞれ署名した。(c)AFP