【1月23日 AFP】イングランド・プレミアリーグのハル・シティ(Hull City)に所属するライアン・メイソン(Ryan Mason)が、22日のリーグ戦でチェルシー(Chelsea)のギャリー・ケイヒル(Gary Cahill)と頭同士でぶつかり頭蓋骨を骨折した。クラブによると、手術を受けて「容体は安定している」という。

 両選手は、スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)で行われた試合の前半14分に衝突。両チームの医療スタッフが、2選手の状態を確認するため駆け出し、主審が試合の進行を止める中、5分間にわたりピッチ上で治療が行われた。

 ケイヒルは再び自分の足で立ち上がり、その後には2-0の勝利に貢献する得点をヘディングシュートで決めたが、不運にもメイソンは担架に乗せられてピッチを後にし、ロンドン(London)西部のセント・メアリー病院(St Mary's Hospital)に搬送された。

 試合終了後の数時間後に発表された声明でハルは、「ライアンの容体は安定しているが、今後数日は入院する」としている。

 現在19位につけるハルのマルコ・シウバ(Marco Silva)監督は、「ライアン・メイソンが病院にいること以外、私には分からない。特別なこと、深刻なことがないことを祈る」とコメント。一方、チェルシーのアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督は、「ギャリーとの不運な事故だった。正直に話せば、ギャリーも前半終了後は大丈夫ではなかった。とはいえ、彼は出場続行を決断した。チェルシーの誰もが、彼がすぐに回復し、ピッチに戻ってこられることを願っている」と語っている。(c)AFP