【1月23日 AFP】16-17スペイン1部リーグは22日、第19節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は4-0でSDエイバル(SD Eibar)を下した。

 バルセロナはリオネル・メッシ(Lionel Messi)、ルイス・スアレス(Luis Suarez)、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)の3トップがそろってゴールを挙げ、1試合消化の少ないレアル・マドリード(Real Madrid)と勝ち点2差の3位を守った。

 バルセロナは試合開始わずか8分でセルジオ・ブスケッツ(Sergio Busquets)が足首の靱帯(じんたい)を痛めて負傷退場した。危険なタックルにも見えたが、ファウルを犯したゴンサロ・エスカランテ(Gonzalo Escalante)にカードは出されなかった。

 それでもチームは前半30分過ぎ、ブスケッツに代わって入っていたデニス・スアレス(Denis Suarez)が強烈なミドルシュートをファーサイドの隅に決めてトップチーム初ゴールを挙げると、後は一方的な展開となった。

 後半わずか6分には、スアレスのクロスにメッシが合わせて今季公式戦26試合で28ゴール目。同23分には、相手DFからボールを奪ったスアレスがニアサイドにシュートを流し込み、メッシとリーグ得点王で並ぶ15ゴール目を挙げた。

 そして最後は後半ロスタイム、アレイクス・ビダル(Aleix Vidal)折り返しから、ネイマールが昨年10月以来となる流れの中でのゴールを決めた。

 チームを率いるルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督は国内テレビ局のモビスタープラス(Movistar +)に対して、「このところ良い結果が続いているし、流れが良くなっている。選手の自信も深まっているが、理想とするところからはまだ遠い」と話した。

 またブスケッツの負傷については、「良い知らせがある。最初に考えていたほど深刻なけがではなかった」と話し、軽傷を示唆している。

 セビージャFC(Sevilla FC)は4-3で最下位オサスナ(CA Osasuna)を退け、レアルと勝ち点1差の2位を守った。2回先行される苦しい展開から、合計7得点が入った打ち合いに競り勝った。

 前週、土壇場で2得点を決めてレアルの公式戦無敗を40試合で止めたセビージャは、これで先制を許した今季リーグ戦7試合中、5試合で逆転勝利を飾っている。

 ホルヘ・サンパオリ(Jorge Sampaoli)監督は、「かなり良いサッカーをしていたし、ミスもあったが、最初から最後まで勝利を目指していた。クラブ記録の勝ち点(リーグ前半戦を終えて42)を稼ぎ、2位でシーズンを折り返したということで、この先が非常に楽しみだ」と話した。

 アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は2-2でアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)と引き分け、上位3クラブとの差がさらに広がった。

 アントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)が後半35分にスーパーゴールを決めてなんとか同点に持ち込んだアトレティコだが、これでレアルとの勝ち点差は8ポイントに広がった。(c)AFP