【1月22日 AFP】2016-17アルペンスキーW杯は21日、ドイツのガルミッシュ・パルテンキルヘン(Garmisch-Partenkirchen)で女子滑降第5戦が行われ、リンゼイ・ボン(Lindsey Vonn、米国)が復帰後の初勝利を飾った。

 米国スキー界の女王は、氷混じりのコースで1分43秒41のタイムを記録し、昨シーズン総合優勝のララ・グート(Lara Gut、スイス)を0秒15差、地元ドイツのビクトリア・レベンスブルク(Viktoria Rebensburg)を0秒48差で抑えて約1年ぶり、キャリア通算77回目のW杯勝利を飾った。

 ボンは2016年2月、アンドラのソルデュ(Soldeu)で行われたレースの最中に左膝を骨折し、復帰を目指していた同年11月、今度は練習中に右腕の骨を折っていた。今回はそのけがから戻って以来、まだ2試合目のW杯だったが、素晴らしい滑りを披露した。

 ボンは「信じられない気分です。どん底まで落ちたときは泣きましたが、そこから懸命に努力して、戻ってくることができました」と話した。

「これだけ早く戻ってこられたので、みなさんは気付かないかもしれませんが、ここへ来るまでには、ものすごい時間とエネルギーを注ぎ込み、血と汗と涙を流してきたんです。練習もせず、ただポンと戻ってきたわけじゃありません」

 ボンは先週オーストリアのアルテンマルクト・ツァウヘンゼー(Altenmarkt-Zauchensee)で行われた滑降第4戦で復帰し、そのときの順位は13位だった。

 キャリア通算77勝目を挙げたボンは、男女を合わせた史上最多記録であるインゲマル・ステンマルク(Ingemar Stenmark)氏の88勝にまた一歩近づいている。22日に同地で行われるスーパー大回転にも出場を予定しており、勝利すればW杯78勝目となる。(c)AFP