【1月22日 AFP】世界最高と報じられた年俸で、中国スーパーリーグ(1部)の上海申花(Shanghai Shenhua)に加入した元アルゼンチン代表FWカルロス・テベス(Carlos Tevez)が21日、入団会見に臨み、「新しい故郷」での活躍を誓った。

 テベスは19日にファンの熱烈な歓迎を受けながら上海(Shanghai)入りした。近年、政府や中国サッカー協会(CFA)が規制に動き出すほどの大量の資金を投じ、海外のスター選手を買い集めている同リーグだが、その中でもテベスが一番のビッグネームなのは間違いない。

 32歳となるテベスは、この日クラブと正式に契約を結び、地元メディアの前で会見を行った後、チームの練習に初合流した。年俸は3800万ユーロ(約46億円)とも言われており、これが事実であれば、世界最高峰のスターであるリオネル・メッシ(Lionel Messi)やクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)をも上回る世界最高額となる。

 テベスは契約については口を閉ざしたものの、自分が置かれた状況と、恐ろしいほどの期待は理解していると話し、「重圧にはなるだろうが、僕はサッカーを心から愛しているし、サッカーへの情熱を活用したい。重圧があるとしても、ピッチに立ったら忘れる」とコメントした。

 さらにテベスは、「中国スーパーリーグのレベルが毎年どんどん上がっているのは知っているし、今年はすごく厳しい戦いになる」とも話し、新シーズンを「非常に大きな挑戦」と位置付けた。

 そして、現地の温かい歓迎について「新しい故郷ができたような気持ちにさせてくれた」と感謝し、その後、近くのグラウンドへ向かってチーム練習に合流した。

 上海申花は昨シーズン4位。2016年11月に元ウルグアイ代表のグスタボ・ポジェ(Gus Poyet)監督を新指揮官に迎え、AFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2017)にもプレーオフから参戦する。(c)AFP/Albee ZHANG