【1月22日 AFP】サウジアラビアの紅海(Red Sea)沿岸の都市ジッダ(Jeddah)で21日、強制捜査の際に治安部隊と銃撃戦になった男2人が自爆し、この2人とつながりがあるとみられる別の男1人が別の場所で逮捕された。内務省が明らかにした。

 内務省の声明によると、治安部隊はジッダ南部で、自爆ベルトなどの製造に使われていた「テロリストの隠れ家」を強制捜査した。

 国営サウジ通信(SPA)が報じた内務省の声明によると、隠れ家に立てこもった2人の男が治安部隊に銃撃してきたため治安部隊は銃で応戦。男たちは投降を拒否し、自爆ベルトで自爆したという。

 内務省報道によると、自爆した2人とつながりがあるとみられるサウジアラビア国籍の男1人がジッダの別の地区で行われた捜索で逮捕された。同時にパキスタン人の女1人も逮捕され、男は女を自分の妻だと話しているという。

 イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」は2014年後半から、イスラム教スンニ派(Sunni)が国民の多数を占めるサウジアラビアで起きたイスラム教シーア派(Shiite)や治安要員を標的とした爆弾攻撃や銃撃に犯行声明を出している。(c)AFP