【1月22日 AFP】イタリア中部ペスカーラ(Pescara)県でホテルが大規模な雪崩に巻き込まれてから3日が経過した21日、新たに4人の生存者が救出された。

 雪崩の直撃を受けたのはペスカーラ県ファリンドラ(Farindola)村近郊にあるホテル・リゴピアノ(Hotel Rigopiano)。21日早朝に救助されたのは男性2人と女性2人。前日には生き埋めになっていた子ども4人と女性1人(子ども2人の母親)が救出されており、21日までに救出された人の数は計11人になった。その一方で、これまでに5人の遺体が収容された。

 このほか依然として23人が行方不明となっているが、山岳地の凍える寒さのなか雪崩で崩壊したがれきに埋もれた人たちの新たな生存を示す兆候はないまま、救助活動は4日目の夜を迎える。だが救助隊は標高1200メートルの苛酷な環境で悪戦苦闘しており、時間の経過とともに生存者発見の希望も薄れつつある。(c)AFP/Ella Ide with Angus MacKinnon in Rome