【1月21日 AFP】イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)は20日、クラブのレジェンドであるスティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)氏が、2月から下部組織のコーチに就任すると発表した。

 米メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシー(LA Galaxy)で1年半プレーしたあと、現役生活に幕を下ろしたジェラード氏は、コーチとしてアンフィールド(Anfield)に復帰することが確実視されていた。

 リバプールで計710試合に出場し、2015年にギャラクシーに移籍した36歳のジェラード氏は、来月からカークビー(Kirkby)にある下部組織の施設に勤務することになる。

 リバプールで17年間過ごしたジェラード氏は、2004-05シーズンにチームを欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)優勝に導き、その翌年にはFAカップ(FA Cup)を制覇。さらにUEFAカップ(UEFA Cup、現ヨーロッパリーグ〈UEFA Europa League〉)や、3度のリーグ杯優勝など、数々のタイトルをクラブにもたらしている。

 マージーサイド(Merseyside)生まれで、自身もリバプールの下部組織出身のジェラード氏は、「一周し終えたような気分だ。プロ生活が始まった場所に帰ってきたんだ。だけど、これは感情に基づく決断ではない。リバプールに提供できること、貢献できることを考えた末での決断だ」とコメントしている。

「このクラブが自分にとってどれほどの意味を持つのか、いまさら説明する必要があるとは思わない。復帰が現実的な選択肢だと知ったとき、任される仕事が実質的かつ組織に貢献し得る役割であるかどうかを確認したかった」

「これは指導者としての能力を磨き、学ぶ絶好の機会であるのと同時に、私の知識やアイデア、そして経験を大切な時期にある若い選手に伝えるチャンスでもある」 (c)AFP