【1月21日 AFP】(更新)20日、米国の第45代大統領に就任したドナルド・トランプ(Donald Trump)氏(70)は、就任宣誓直後の演説で、今後の米国の政策は全て米国を最優先したものになると宣言し、強硬な国家主義的姿勢を明確に打ち出した。

 米首都ワシントン(Washington D.C.)の国立公園ナショナル・モール(National Mall)に集まった数十万人の観衆を前に、「われわれは共に、今後何年にもわたり、米国そして世界の道筋を決定していく」と表明。「この日からは、新たな未来像がこの国を統治する。この日からは、米国第一のみになる」と述べた。

 また、「過激なイスラムテロリズム」の撲滅を宣言する一方で、米社会の分断は「国家に対する誇り」をもって埋められるだろうとの見解を表明。

「今日、われわれは単に政権から政権に権力を移譲するわけではない。われわれは、ワシントンから人民へと権力を戻すのだ」と述べた。

 最後に「われわれは共に、米国を再び強くする。米国を再び裕福にする。米国に誇りを取り戻す。米国を再び安全にする。そして、そう、われわれは共に、米国を再び偉大にする」と締めくくった。(c)AFP