【1月21日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)は20日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第5シードの錦織圭(Kei Nishikori)は6-4、6-4、6-4のストレートでルーカス・ラッコ(Lukas Lacko、スロバキア)に勝利し、4回戦に進出した。予選から勝ち上がったラッコを2時間11分で退けた錦織は、6年連続の全豪16強入りを果たしている。

 錦織は次戦、第10シードのビッグサーバー、トマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)を破って勝ち進んだ四大大会(グランドスラム)通算17勝のロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)との大一番を迎える。

 全豪では準々決勝が最高成績の錦織は、2012年はアンディ・マレー(Andy Murray、英国)、2015年はスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)、前回大会ではノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に4強入りを阻まれている。

 2014年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2014)ではマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)に敗れたものの、アジア出身選手初のグランドスラム決勝進出を果たしている錦織は、「タフな場面はいくつかありましたが、第3セットでも厳しくいくことができた」とコメント。

 錦織はまた、世界ランク121位のラッコのサービスを4度ブレークし、自身は1度しかブレークを許しておらず、「サービスゲームが良かった。重要なポイントをいくつかファーストサーブで取ることができた」と語った。

「肉体的にも精神的にも調子がいい。メルボルン(Melbourne)での3試合は良いプレーができている」

 第7ゲームでこの日最初のブレークを奪い、そのまま第1セットをものにした錦織は、第2セットでは序盤に2度のブレークに成功し、ブレークバックを許したもののセットを連取。第3セットでは第5ゲームにフォアハンドのリターンでブレークに成功するなど、ストレートで勝利を収めた。ラリーで相手を圧倒した錦織は、この試合で46本のウイナーを決め、うち27本がフォアハンドだった。(c)AFP