【1月20日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)次期米大統領(70)の就任式を翌日に控えた19日夜、ハリウッド(Hollywood)俳優らを含むセレブたちがニューヨーク(New York)で、同氏の大統領就任に抗議する集会に参加した。

 集会には俳優のロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro)さんやアレック・ボールドウィン(Alec Baldwin)さん、映画監督のマイケル・ムーア(Michael Moore)さん、歌手のシェール(Cher)さんらが参加し、トランプ・インターナショナル・ホテル(Trump International Hotel)近くのコロンバスサークル(Columbus Circle)とセントラルパーク・ウエスト(Central Park West)通りに集まった数千人の人々とともに、トランプ氏の大統領就任に抗議した。

 トランプ氏の出身地だが大統領選では民主党候補だったヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官への投票が多かったニューヨークでの抗議集会には、「トランプと毎日戦え」「すべての人々に正義と市民権を」と書かれたプラカードを掲げ人々が参加した。

 人気バラエティー番組「サタデー・ナイト・ライブ(Saturday Night Live)」でトランプ氏を風刺する物まねしているボールドウィンさんは集会で壇上に上がり、同氏をまねた口調で100日間の抵抗を呼び掛け、群衆を沸かせた。

 ムーア監督は、得票数ではクリントン氏がトランプ氏を上回ったことなどに触れ、「(トランプ氏は)有権者の信任を受けていない」と述べた。

 また首都ワシントン(Washington D.C.)でも、就任式を前に、オクラホマ州政府協会(Oklahoma State Society)が主催したトランプ氏の大統領就任を祝う催しの会場の外で抗議活動が行われた。(c)AFP