【1月20日 AFP】スペイン・エストレマドゥーラ(Extremadura)州カセレス(Caceres)県にあるピオルナル(Piornal)村で19日、伝統のカブ投げ祭り「ハランプラ(Jarrampla)」が開催され、太鼓をたたきながら通りを歩く悪魔「ハランプラ」に向かって人々がカブを投げつけた。

 ハランプラに扮(ふん)した人は、カラフルなリボンで覆われた衣装を身にまとい、巨大な鼻と角、ウマのたてがみがあしらわれた円すい形のマスクを着けている。

 祭りの由来は諸説あり、牛泥棒のハランプラが村人たちに野菜を投げつけられて報復されたとする説や、ギリシャ神話の英雄ヘラクレス(Hercules)が巨人のカークス(Cacus)を罰したことに由来するとする説、またアメリカ原住民の伝統が伝わったものとする説などがある。

 ハランプラは、毎年恒例の聖セバスチャン(Saint Sebastian)の祝祭期間に開催される。(c)AFP