【1月19日 AFP】米スポーツ専門チャンネルESPNの解説者が、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)に出場しているヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)を「ゴリラ」と比較するような発言をしたことで、インターネットでは批判の声が殺到している。

 18日に行われた女子シングルス2回戦で、試合の解説を担当した元テニス選手のダグ・アドラー(Doug Adler)氏は、「(対戦相手のシュテファニー・)フェーゲレ(Stefanie Voegele、スイス)がファーストサーブをミスすれば、圧倒的にヴィーナスが有利だ。ヴィーナスの動きはまるでゴリラだ。襲撃に備えている」と発言。それを見た視聴者は、すぐさまソーシャルメディアで嫌悪感をあらわにしていた。

 テニス記者のベン・ローゼンバーグ(Ben Rothenberg)氏も「最低のコメントだ」と批判し、自身のツイッター(Twitter)に「2017年になっても、ウィリアムズ姉妹がそんなことを言われ続けるなんて、ぞっとする」と投稿した。

 女子では今大会最年長となる36歳のヴィーナスは、フェーゲレに6-3、6-2で勝利し、3回戦に進出している。

 合計で29回の四大大会(グランドスラム)制覇を成し遂げているヴィーナスと妹のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は、これまでも否定的なコメントを浴びせられた経験がある。

 2014年には、ロシアテニス連盟(Russian Tennis FederationRTF)のシャミール・タルピチェフ(Shamil Tarpischev)会長が、姉妹を「ウィリアムス兄弟」と呼んで謝罪した。(c)AFP