【1月19日 AFP】米ロサンゼルス(Los Angeles)を拠点に活動しているカナダ出身の歌手アラニス・モリセット(Alanis Morissette)さんの元マネジャーが18日、モリセットさんから480万ドル(約5億5000万円)近くを横領し、「マリフアナ栽培に投資した」と虚偽の説明をしていた罪を認めた。

 ロサンゼルスの連邦裁判所に提出された裁判文書によると、ジョナサン・トッド・シュワルツ(Jonathan Todd Schwartz)被告は2010年5月~14年1月、モリセットさんの口座から本人の了承を得ずに金を引き出し、帳簿に「雑支出・個人的出費」として処理していた。引き出された金の使途について問いただされると、違法なマリフアナ栽培に投資したとうそをついたという。

 シュワルツ被告はモリセットさん以外にも、マネジメントを担当していた芸能人1人とスポーツ選手1人から170万ドル(約1億9000万円)以上を横領していた罪も認めた。

 これに先立ちモリセットさんは、窃盗をはじめとするシュワルツ被告の不正行為によって総額1500万ドル(約17億円)の損害を被ったと主張し、被告を提訴していた。

 シュワルツ被告の元勤務先で、やはり被告を提訴しているGSOビジネス・マネジメント(GSO Business Management)によると、被告は5万ドル(約570万円)をかけて太平洋のボラボラ(Bora Bora)島でバカンスを楽しんだり、カジノで7万5000ドル(約860万円)もすったりする派手な生活を送っていたという。(c)AFP