【1月18日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)は18日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第4シードのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)は6-3、6-4、6-4のストレートでスティーブ・ジョンソン(Steve Johnson、米国)に快勝し、3回戦へ駒を進めた。

 マーティン・クリザン(Martin Klizan、スロバキア)と対戦した1回戦では、あわや敗退かという接戦に持ち込まれたワウリンカだが、この日は卓越したテニスで世界ランク30位の相手を寄せ付けず、1時間52分で勝利を収めた。

 激闘となったクリザン戦では、棒立ちの相手に思い切りスマッシュを見舞ってブーイングを浴びた場面もあったワウリンカだが、この日はサービスゲームをすべてキープし、ラリーでも圧倒する別人のようなプレーを見せた。

「高いレベルでプレーできたし、3回戦へ行くことが目標だったのですごくうれしい。きょうは打球の感触が良く、相手を走らせることができた。サーブにもおおむね満足している」とコメントしたワウリンカは、3回戦でヴィクトル・トロイキ(Viktor Troicki、セルビア)対パオロ・ロレンチ(Paolo Lorenzi、イタリア)の勝者と対戦する。

 四大大会(グランドスラム)通算3勝の実績を誇るワウリンカは、2014年大会の決勝でラファエル・ナダル(Rafael Nadal)を破り全豪制覇を果たしている。第1シードと第2シードの選手を倒してのグランドスラム制覇は、1993年の全仏オープン(French Open)を制したセルジ・ブルゲラ(Sergi Bruguera)以来、約20年ぶりの快挙だった。

 ワウリンカはまた、全仏オープン(2015 French Open)と全米オープン(US Open Tennis Championships 2016)では圧倒的な強さを誇ったノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)を倒してタイトルを獲得している。(c)AFP