【1月18日 AFP】イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)が発表した新エンブレムのあまりにも味気ないデザインが、元テニス選手のロビン・ソデルリング(Robin Soderling)氏をはじめ、多くの人から不評を買っている。

 アンドレア・アニエッリ(Andrea Agnelli)会長が17日に発表した新エンブレムは、プレゼンテーションの華々しさとは裏腹に、黒字に白の『J』の文字を並べただけという簡素なものだった。

 アニエッリ会長は「われわれの特徴である一体感と気品を表したもの」と説明しているが、このデザインはソーシャルメディアですぐさまファンの嘲笑を浴び、エンブレムを自分でアレンジしたスケッチやイラストを発表する人も続出している。

 あるサッカーファンはツイッター(Twitter)で、イニシャルがJJであるインテルのフアン(Juan Guilherme Nunes Jesus)を引き合いに出し、「個人ロゴをパクられたと訴えていいレベル」と投稿。ユベントスファンの多くも不満をはっきり表明し、あるファンは「目が痛い」と話している。

 現役時代に全仏オープン(French Open)で2年連続決勝進出を果たした実績を持つソデルリング氏も、自身が個人的に使用しているロゴマークに似ていると指摘。ソデルリング氏のマークは、黒地に白で、簡略化した小文字の『r』と『s』を並べたものとなっている。

 通算32回のリーグ制覇を成し遂げているユベントスは、今季は前人未到の6連覇を目指しているが、15日の試合ではフィオレンティーナ(Fiorentina)に1-2で敗れ、今季リーグ戦4敗目を喫した。

 アニエッリ会長はまた、1985年、1996年に続く3回目の欧州制覇を果たし、決勝で敗れた2015年の雪辱を果たすことを悲願としている。今季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)の決勝トーナメント1回戦で、チームはFCポルト(FC Porto)と対戦。2月22日にアウェーでの第1戦に臨む。(c)AFP