【1月17日 AFP】16-17NBAは16日、各地で試合が行われ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)が126-91で昨季王者のクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)に圧勝し、同カードの連敗を4で止めた。

 昨季まで2年連続でNBAファイナルで激突した両軍にとって、今季2度目の対決となったこの日、ウォリアーズは序盤からの攻勢を最後まで緩めなかった。

 本拠地オラクル・アリーナ(Oracle Arena)で熱狂するファンの前で、ドレイモンド・グリーン(Draymond Green)が11得点、11アシスト、13リバウンドで今季自身3度目のトリプルダブルを達成したウォリアーズは、終始試合をリードし、今季の通算戦績を35勝6敗に伸ばした。

 昨年6月のファイナル第4戦以降、ウォリアーズはキャバリアーズに勝てていなかった。キャバリアーズはシリーズ1勝3敗の劣勢を跳ね返し、ウォリアーズのファイナル2連覇を阻止。今季初対戦となった昨年末のクリスマスゲームでも、109-108で勝負はキャバリアーズに軍配が上がっていた。

 その屈辱に二度と甘んじないと誓ったウォリアーズは、前半だけで78得点を記録すると、第4クオーターには点差を最大39点にまで拡大。クレイ・トンプソン(Klay Thompson)は5本の3ポイントシュートを含む26得点、ケビン・デュラント(Kevin Durant)は21得点、レギュラーシーズンで2度の最優秀選手(MVP)に輝くステフェン・カリー(Stephen Curry)は20得点、11アシストの活躍を見せた。

 20得点差以上で勝利を収めた試合が今季13回目となったウォリアーズは、この日フィールドゴール(FG)成功率が50.5パーセントを記録し、チーム全体のアシスト数も37に上った。

 対するキャバリアーズは、レブロン・ジェームズ(LeBron James)がチーム最多の20得点を記録したものの、FGは18本中12本を外す始末だった。

 第2クオーターでは、速攻を仕掛けたジェームズを倒したグリーンに、フレグラントファウルが宣告される場面があった。両者が交錯したのはこれが初めてではなく、昨季のファイナル第4戦でジェームズと衝突したのを含め、グリーンはテクニカルファウルとフレグラントファウルが累積し、シリーズ第5戦の出場停止処分が下された。

 この日のキャバリアーズは、FGが19本中6本しか入らなかったカイリー・アービング(Kyrie Irving)が17得点、イマン・シャンパート(Iman Shumpert)が15得点、9リバウンドを稼いだ。しかし、ケビン・ラブ(Kevin Love)は後半に腰の張りを訴えてほとんどベンチに下がっていたため、わずか16分間の出場にとどまり、3得点、3リバウンドに終わった

 11日間でのロード6連戦を黒星で終えたキャバリアーズは、この間にユタ・ジャズ(Utah Jazz)とポートランド・トレイルブレイザーズ(Portland Trail Blazers)にも敗れたが、今季29勝11敗でイースタン・カンファレンスのトップを維持したまま本拠地へ戻る。(c)AFP