【1月17日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)は16日、女子シングルス1回戦が行われ、大会第1シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)は、ウクライナのレシヤ・ツレンコ(Lesia Tsurenko)に手こずりながらも6-2、5-7、6-2で勝利を収め、2回戦へ駒を進めた。

 ロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)で迎えた初戦で、大会連覇を目指すケルバーは最後には相手に実力の差を見せつけたものの、目を見張るような勝ち方には程遠かった。

 28歳のケルバーは、前回大会の決勝で絶対女王のセレーナ・ウイリアムズ(Serena Williams、米国)を退けると、その後は全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2016)も制して世界ランク1位の座を奪取。四大大会(グランドスラム)では自身初の大会連覇に挑むだけでなく、メジャー大会では初のトップシードにつけており、大会前には期待の重みを感じていたことを認めた。

 試合の序盤では、その重圧に苦しんでいたようにみえたケルバーは、自分のリズムをつかむまでに時間を要していた。そして、一度流れに乗ると、ツレンコが第2セットの終盤に息を吹き返すまで勢いは止まらなかった。

 ケルバーは、「1回戦はいつも難しいです。そのことを楽しむように心掛けていますし、2回戦に進めてとてもうれしいです」とコメントした。

「メルボルン(Melbourne)に戻れて本当にうれしい。私の2016年は、すべてここから始まったのですから」 (c)AFP