【1月15日 AFP】16NFLは14日、カンファレンス準決勝が行われ、アメリカン・カンファレンス(AFC)ではニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)、ナショナル・カンファレンス(NFC)ではアトランタ・ファルコンズ(Atlanta Falcons)がそれぞれ決勝に駒を進めた。

 ペイトリオッツは34-16でヒューストン・テキサンズ(Houston Texans)を下し、6年連続となるカンファレンス決勝で、カンザスシティ・チーフス(Kansas City Chiefs)とピッツバーグ・スティーラーズ(Pittsburgh Steelers)の勝者と対戦する。

 ペイトリオッツではディオン・ルイス(Dion Lewis)がプレーオフでは史上初めて、ラン、パス、キックオフリターンと三つの形からタッチダウンを決めた。同様の形でタッチダウンを決めた選手は、1965年のシカゴ・ベアーズ(Chicago Bears)のゲイル・セイヤーズ(Gale Sayers)氏と、今季のチーフスのタイリーク・ヒル(Tyreek Hill)しかいない。

 ルイスは13ヤードのパスキャッチ、98ヤードのキックオフリターン、そして1ヤードのランからそれぞれ得点。キックオフリターンからのタッチダウンは、プレーオフではチーム史上初となった。しかし、ルイスは別の場面でキックオフのボールをファンブルし、ペイトリオッツはそこからファルコンズにタッチダウンを許している。

 ペイトリオッツのビル・ベリチック(Bill Belichick)ヘッドコーチ(HC)は、「選手を褒めたたえたい。特段素晴らしいプレーをしたわけではないが、耐えて、最終的には勝ちにつながるプレーをした」と語った。

 通算5度目のスーパーボウル(Super Bowl)制覇を目指すペイトリオッツのQBトム・ブレイディ(Tom Brady)は、38本中18本のパスを成功させて287ヤードを獲得したが、2度のインターセプトを喫した。

 一方、ファルコンズはQBマット・ライアン(Matt Ryan)が3本のタッチダウンパスを通し、36-20でシアトル・シーホークス(Seattle Seahawks)を下した。

 ライアンは、プレーオフでのシーホークス戦の成績を2戦2勝としたものの、先発した他チームとのプレーオフの試合ではこれまで4戦全敗となっている。

 5試合連続でインターセプトをゼロに抑えたライアンは、試合開始から6回あった攻撃権のうち、5回でチームに得点をもたらす原動力となった。

 ファルコンズはチーム史上4度目となるカンファレンス決勝で、ダラス・カウボーイズ(Dallas Cowboys)とグリーンベイ・パッカーズ(Green Bay Packers)の勝者と相まみえる。(c)AFP