【1月16日 AFP】16-17イングランド・プレミアリーグは15日、第21節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)は0-4でエバートン(Everton)に大敗した。

 シティはロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)とケヴィン・ミララス(Kevin Mirallas)にゴールを許し、試合のほぼ半分を残して2点を先行される苦しい状況に追い込まれると、終盤にはトム・デイビース(Tom Davies)とアデモラ・ルックマン(Ademola Lookman)という10代の二人にもゴールを決められ、大量失点で敗れた。

 シティはこれでリーグ戦ここ8試合で4敗目。これまでFCバルセロナ(FC Barcelona)とバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)を率い、輝かしい実績を残してきたジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督だが、リーグ戦では最悪となる大敗を喫した。

 首位チェルシー(Chelsea)との勝ち点差が10ポイントに開いたことを受けて、グアルディオラ監督も優勝争いから大きく遠ざかったことを認め、イングランド挑戦1年目でのプレミア制覇をあきらめたとも取れるような発言を残している。

 首位はもう難しいかと問われたグアルディオラ監督は、「1位は、そうだね。1位とは10ポイントの差がある。大きな開きだ」と話した。

「2位とは3ポイント差だから、そこを見る必要がある。選手にはこの3週間、順位表のことは忘れるように言ってきた。目の前の試合に集中して、全力を尽くそうとね」

「その後、シーズンが終わったときには、自分たちのレベルを分析する。試合内容や監督、選手についてね。それから決断する」

 そうした決断の中には、移籍市場での積極的な動きも当然含まれているとみられる。グアルディオラ監督がシティでの成功を目指すとすれば、現在の陣容は物足りない。

 屈辱的な敗戦にも、監督はプレミアでの成功を目指す気持ちは消えていないと力強く語り、「マンチェスター(Manchester)ですごく幸せだ。もちろん、負けるより勝つ方が良いに決まっているが、すごく幸せだよ。これからも、自分の考える最高のプレーを実現するために全力を尽くしていく」と話した。(c)AFP/Ian WHITTELL