【1月15日 AFP】(更新、写真追加)インド東部ビハール(Bihar)州で14日、たこ揚げの祭典から帰る人々らが乗った船がガンジス(Ganges)川で転覆し、州災害当局者によると少なくとも26人が死亡した。現在も不明者の捜索が続いており、死者の数は増える恐れがあるという。

 転覆した船はエンジンのない木造船で、州政府の主催で毎年、州都パトナ(Patna)近郊で開催されるヒンズー教の祭典に参加した人たちが乗っていたが、定員を超えていたという。

 乗船者名簿がないため、船に乗っていた正確な人数は不明だが、警察は少なくとも40人としている。

 現在も救助隊が24時間体制で不明者の捜索を行っており、テレビでは乗客の親族らが川岸で見守る中で続く捜索活動の様子が放映された。

 インドでは船の事故が多発しているが、定員超過、ずさんな整備、手薄な法規制に加え、救命胴衣などの安全装備の欠如が主な事故原因となっている。2015年9月にも北東部で、豪雨で増水した川でフェリーが転覆し約20人が死亡している。(c)AFP