【1月15日 AFP】米人気SF映画「スター・ウォーズ(Star Wars)」シリーズの公式サイトに、『スター・ウォーズ エピソード9(原題、Star Wars: Episode IX)』以降の作品で、昨年末に死去した米女優のキャリー・フィッシャー(Carrie Fisher)さんの姿をデジタルで再現することはしないとの声明が公開された。

 フィッシャーさんは昨年7月に撮影が終わった『スター・ウォーズ エピソード8(原題、Star Wars: Episode VIII)』に、シリーズ第1作『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(Star Wars: Episode IV A New Hope)』でレイア姫(Princess Leia)として登場したレイア・オーガナ(Leia Organa)役で再登場。先月心臓発作に見舞われ、その数日後に亡くなったフィッシャーさんは、2019年公開予定の『エピソード9』にも登場する予定だった。

 しかしルーカスフィルム(Lucasfilm)は、今年の年末に公開予定の『エピソード8』がフィッシャーさんが登場する最後のSW作品になると断言した。

 SW公式サイトに掲載された声明には、「キャリー・フィッシャーは、これまでも、今も、これからもずっとルーカスフィルムの家族の一員です。彼女はわれわれの姫であり、将軍であり、そして何よりも友人なのです」「私たちは彼女の死に今も心を痛めています。レイア姫としての彼女の思い出と遺産を大切にして、彼女が『スター・ウォーズ』シリーズに残してくれたすべてを全力で守っていくつもりです」と述べた。

 去年公開されたSWスピンオフ映画シリーズ1作目『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(Rogue One: A Star Wars Story)』には、『エピソード4』でグランド・モフ・ターキン(Grand Moff Tarkin)を演じ1994年に亡くなった英俳優ピーター・カッシング(Peter Cushing)さんのコンピューターで合成した映像が登場している。

 これまでのエピソードで、コンピューターで合成された若き日のフィッシャーさん演じるレイア姫が登場したこともある。(c)AFP