【1月14日 AFP】トランプ次期米政権の閣僚候補らが来週20日の政権交代に備えて13日、危機管理のシミュレーションを行うためにホワイトハウス(White House)入りした。

 演習に参加したのは現政権の閣僚らと、次期政権でそれぞれ国家安全保障問題担当大統領補佐官、国務長官、国防長官への起用が発表されているマイケル・フリン(Michael Flynn)元陸軍中将、米石油大手エクソンモービル(ExxonMobil)のレックス・ティラーソン(Rex Tillerson)前最高経営責任者(CEO)、ジェームズ・マティス(James Mattis)元中央軍司令官。

 ジョシュ・アーネスト(Josh Earnest)米大統領報道官によれば、机上演習では自然災害や安全保障上の緊急事態など過去の事例について検討し、有事の仮想シナリオでシミュレーションを行うという。

「今回の演習は、次期大統領から政権幹部として指名された人々に、現政権が国内で発生した主要な事件に対応する際に用いてきた関係当局や政策、連携システムに習熟してもらう機会となる」とアーネスト報道官は説明した。

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)次期米大統領の広報担当ショーン・スパイサー(Sean Spicer)氏は、この演習を行うことで確実に「スムーズな政権移行」を行えると述べた。(c)AFP