【1月14日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、サンダーランド(Sunderland AFC)のデビッド・モイーズ(David Moyes)監督は、チームが降格した方が自分にとってためになるだろうと口にしたイェレマイン・レンス(Jeremain Lens)を、「とんでもなく無礼だ」と糾弾した。

 レンスは2015年7月、ディック・アドフォカート(Dick Advocaat)氏の指揮するサンダーランドに加入し、現在はその元監督が指揮するトルコのフェネルバフチェ(Fenerbahce)にローン移籍している。

 アドフォカート監督はレンスの完全移籍を熱望しており、サンダーランド側も13か月の所属期間で大きなインパクトを残せなかった同選手の売却準備を進めている。しかしながら、移籍の合意には達していない。

 そんな中、PSVアイントホーフェン(PSV Eindhoven)でのプレー経験のあるレンスは、サンダーランドがプレミアリーグから降格すれば、自身の完全移籍が簡単になるのではないかと、トルコメディアに大々的に報じられた。

 現在チームが降格圏に沈む中、モイーズ監督は記者団に対し、「選手登録されているクラブに対してとんでもなく無礼だ。クラブとつながりのある人間がそんなことを言うなんてことを考えたくない」と激怒した。(c)AFP