【1月14日 AFP】テニス、アピア国際(2017 Apia International Sydney Tennis Tournament)は13日、女子シングルス決勝が行われ、第6シードのジョアンナ・コンタ(Johanna Konta、英国)は6-4、6-2で第2シードのアニエスカ・ラドワンスカ(Agnieszka Radwanska、ポーランド)に快勝し、ツアー通算2勝目を挙げた。

 世界ランク10位のコンタは、同3位のラドワンスカを1時間20分で退けるなど今週は絶好調を維持しており、次週に開幕を控える全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)に弾みをつけた。

 昨年のバンク・オブ・ザ・ウエスト・クラシック(Bank of the West Classic 2016)に続くツアー優勝を果たし、英国女子選手としては1983年のジョー・デュリー(Jo Durie)氏以来となるシドニー(Sydney)大会の覇者となった25歳のコンタは、表彰式で「私はシドニーで生まれたので、自分にとっては本当に特別な瞬間です」とコメントした。

 対ラドワンスカ戦の初勝利を収め、16日に発表される最新の世界ランキングでは9位に浮上することが濃厚のコンタは、「今大会を通じて、良い進化を遂げられたことに対する満足感が大きいです」と語った。

 今大会のコンタは、アリーナ・ロディオノワ(Arina Rodionova、オーストラリア)、ダリア・ガブリロワ(Daria Gavrilova、オーストラリア)、ダリア・カサキナ(Daria Kasatkina、ロシア)、ユージェニー・ブシャール(Eugenie Bouchard、カナダ)に対して1セットも落とさずに決勝進出を果たすなど、好調を維持してタイトルを獲得。

 この日も、ラドワンスカが9回中6回のブレークポイントをしのぐ粘りをみせたのに対し、コンタは容赦ない攻撃を仕掛けて5試合連続でセットを連取した。

 一方、ラドワンスカにとっては、ここ1年6か月の間に計7回到達した決勝では今回が初黒星となった。(c)AFP