【1月14日 AFP】米南部フロリダ(Florida)州の病院で生後すぐに誘拐されていた女性が、18年ぶりに発見された。女性を育てていた女(51)は誘拐罪などで訴追された。当局が13日、発表した。

 1998年7月10日に発生した同事件では、病院関係者を装った女が母親に近づき、新生児だったカミヤ・モブリー(Kamiyah Mobley)さんと共に失踪。事件は当時、全米で大々的に報じられていた。

 モブリーさんは以降、サウスカロライナ(South Carolina)州の小さな町ウォルターボロ(Walterboro)で容疑者の女を実の母親と信じ暮らしていた。

 地元警察当局によると、捜査当局は2500件もの手がかりを調べた末、モブリーさんと誕生日が同じで別の姓を名乗っていた女性を発見した。実の両親は13日、DNA鑑定により女性との血縁関係が確認されたことを知らされた際、「感極まった」様子だったという。(c)AFP