【1月12日 AFP】長崎県沖の東シナ海(East China Sea)で12日未明、北朝鮮籍の貨物船が沈没し、日本の海上保安庁(Japan Coast Guard)の巡視船などが救命ボートで脱出した北朝鮮人の乗組員26人を救助した。海上保安庁が12日、明らかにした。

 海上保安庁によると、福江島(Fukue Island)の南西約60キロの海域で北朝鮮籍の貨物船「チョン・ゲン(Chong Gen)」号が11日、遭難信号を発信した。その後、貨物船は福江島から約27キロの海域で沈没した。

 乗組員の話によると、貨物船は北朝鮮西部の南浦(Nampo)から東部の元山(Wonsan)に向けてコメを運送していたという。

 また海上保安庁の報道官は、乗組員全員が救助され負傷者はいないとしている。(c)AFP