【1月12日 AFP】2016年の最優秀ゴール「FIFAプスカシュ賞(FIFA's Ferenc Puskas Award)」に輝いたモハド・ファイズ・スブリ(Mohamad Faiz Subri)が11日、母国マレーシアに帰国し、出迎えた200人のファンの前でさらなる飛躍を誓った。

 マレーシア・スーパーリーグのペナンFA(Penang FA)でプレーするスブリは、クアラルンプール国際空港(Kuala Lumpur International Airport)に集まった報道陣に対し、「レギュラーの座を奪いたい」とすると、「もし神のおぼしめしがあれば、また同じようなカーブシュートを決めたい」と語った。

 スブリは昨季、所属するペナンFAでレギュラー確保に失敗。9日にスイス・チューリヒ(Zurich)で行われた国際サッカー連盟(FIFA)の年間授賞式後も、チームの指揮官は地元紙ニュー・ストレーツ・タイムズ(New Straits Times)で「先発の11人に入るために(スブリは)戦わなくてはならない。その枠を保証されている選手はいない」と警告した。

 昨年2月に行われた試合で、約35メートルの距離から驚異的なカーブを描く強烈な直接FKをたたき込み、アジア人初のプスカシュ賞受賞を果たしたスブリには、マレーシア政府と同国サッカー協会から15万リンギット(約387万円)の報奨金が授与される。(c)AFP