【1月9日 AFP】韓国・釜山(Busan)の日本総領事館前に先月、第2次世界大戦中の旧日本軍の慰安婦を象徴する像が設置されたことへの対抗措置として、長嶺安政(Yasumasa Nagamine)駐韓大使が9日、一時帰国した。

 日韓両国間の外交摩擦に発展している慰安婦像をめぐっては、日本政府が6日に大使の一時帰国など対抗措置を発表し、緊張がいっそう高まっていた。

 長嶺大使は9日朝、ソウル(Seoul)の空港をたつ際、報道陣に「少女像設立は極めて遺憾だ」と述べ、この件について政府高官らと話し合うと語った。岸田文雄(Fumio Kishida)外相らとの協議が見込まれている。(c)AFP