【1月8日 AFP】サッカーフランス杯(French Cup 2016-17)は7日、9回戦の試合が各地で行われ、これが大会初戦となるパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は新戦力のユリアン・ドラクスラー(Julian Draxler)が得点を挙げるなど、SCバスティア(SC Bastia)を7-0で一蹴し、3連覇へ幸先の良いスタートを切った。

 今月3日にドイツ・ブンデスリーガ1部のVfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)から加入することが正式発表されたばかりで、移籍金が最大で4200万ユーロ(約51億5000万円)と報じられているドラクスラーは、試合終了3分前にチームの大勝を締めくくる得点を記録した。

 PSGのウナイ・エメリ(Unai Emery)監督は「ドラクスラーはよくやっていた。本人の自信という部分では良い効果があるだろう」と語っている。

 前半30分にチアゴ・シウバ(Thiago Silva)のヘディングシュートで先制したPSGは、前半終了間際にアドリアン・ラビオ(Adrien Rabiot)が25メートルの強烈なミドルシュートを決め、前半を2-0で折り返した。

 後半は一方的な展開となり、PSGはクリストファー・エンクンク(Christopher Nkunku)、ティアゴ・モッタ(Thiago Motta)、ルーカス・モウラ(Lucas Rodrigues Moura da Silva)、アンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)が次々にゴールを奪取すると、最後はドラクスラーが加入後初ゴールを決めた。

 しかしながら、PSGは主将のシウバが太ももを痛め、前半終了間際にピッチを後にするというアクシデントに見舞われている。シウバは相手GKと交錯した際に負傷し、ピッチ脇でしばらく治療を受けたものの、結局はそのまま交代を余儀なくされた。

 3シーズン連続の国内3冠を目指すPSGだが、リーグ戦は首位ニース(OGC Nice)と勝ち点5差の3位で前半を折り返している。一方、バスティアはPSGの本拠地パルク・デ・プランス(Parc des Princes)でまたしても勝利を挙げることができなかった。(c)AFP