【1月8日 AFP】去年10月にフランスの首都パリ(Paris)に滞在中、強盗被害に遭った米タレントのキム・カーダシアン(Kim Kardashian)さん(36)が、事件についてようやく語った。

 E! Channelの人気リアリティー番組「カーダシアン家のお騒がせセレブライフ(Keeping Up With The Kardashians)」の新シーズン用のプロモーション映像の中でカーダシアンさんは、覆面姿で銃を手にした男たちがホテルの部屋に押し入ってきた夜について、涙ながらに回想した。口を覆われ手足を縛られた後、浴室に閉じ込められたカーダシアンさんは、1000万ドル(約11億7000万円)相当の宝飾品を奪われた。

 カーダシアンさんは映像の中で姉妹たちに、「彼らは背後から私を撃とうとした」「逃げ場はなかった。考えるだけで動揺する」と語った。

 捜査によると、警察官の制服を着ていた強盗犯たちは自転車で逃走した。被害総額はフランスで起きた個人を標的とした宝飾品強盗としてはここ20数年間で最高となった。

 カーダシアンさんは事件から数か月、おおむね沈黙を保ってきた。その間、11月には夫で米ラップ歌手のカニエ・ウエスト(Kanye West)さんが精神衛生上の問題を理由に病院に緊急搬送され、ツアーをキャンセルするという出来事もあった。(c)AFP