【1月8日 AFP】リオデジャネイロ五輪の陸上女子800メートルで金メダルを獲得したキャスター・セメンヤ(Caster Semenya、南アフリカ)が7日、長年のパートナーであるバイオレット・ラセボヤ(Violet Raseboya)さんと結婚した。

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 26歳のセメンヤは、自身の誕生日である7日に首都プレトリア(Pretoria)で盛大に挙式を行うと、お互いに誓いの言葉を交わし、ラセボヤさんと結婚の契りを結んだ。二人は2015年12月にも、北西部リンポポ(Limpopo)州で南アフリカ伝統様式の結婚式を挙げている。

 自身のインスタグラム(Instagram)にウエディングドレス姿のラセボヤさんと、金糸の刺しゅうされた濃紺の服をまとい、ブーケを手にした自身の写真を投稿したセメンヤは、「完璧な一日!#ついにやった #結婚 #結婚式 #愛 #キャスとバイオのウエディング」とコメントしている。

 セメンヤは2009年の世界陸上ベルリン大会(12th IAAF World Championships in Athletics Beijing)で女子800メートルを制し、一躍脚光を浴びたものの、その後は性別に関する疑問が常に付きまとった。大会後、セメンヤの男性ホルモンの分泌量が通常よりも多いと報じられると、ほかの選手から不公平だとの声も上がったことで検査を強要され、1年以上にわたりトラックから締め出された。

 それでも、競技復帰を果たしたセメンヤは、2011年の世界陸上大邱大会(13th IAAF World Championships in Athletics Beijing)と翌年のロンドン五輪で銀メダルを獲得。そして昨年のリオ五輪では金メダルに輝いた。(c)AFP