【1月5日 AFP】16-17イングランド・プレミアリーグは4日、第20節の試合が行われ、首位チェルシー(Chelsea)は0-2でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に敗れて連勝が13で止まった。

 イングランドの最高峰リーグでは同一シーズン最長となる14連勝を狙ったチェルシーに対し、トッテナムは前半終了間際、絶好調のデレ・アリ(Dele Alli)がクリスティアン・エリクセン(Christian Eriksen)のクロスに頭で合わせて先制すると、後半にも似たような形からアリが2得点目を決めて勝利を飾った。

 20歳のアリはこれで3試合連続の2ゴール。トッテナムは約1年ぶりとなる5連勝を飾って3位に浮上した。チームはチェルシーに対して昨年11月の対戦で敗れただけでなく、5月には引き分けで優勝の望みを断たれており、その雪辱を果たしたといえる。

 監督通算150勝を満足のいく形で飾ったトッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督は、「きょうは調子のいい欧州最高のチームの一つと対等に渡り合った。非常に誇らしく、うれしい。素晴らしい出来だった。3位は好位置だが、シーズンはまだ長い」と話した。

 一方、前節の勝利でアーセナル(Arsenal)が2001-02シーズンに樹立したシーズン13連勝に並んでいたチェルシーだが、その記録を更新することはできず、2位リバプール(Liverpool FC)との勝ち点差は5に詰まった。

 また、チェルシーの連勝が止まったことで、マンチェスター・シティ(Manchester City)とアーセナルを抜いてトップと勝ち点7差の3位に浮上したトッテナム以外のチームにも、優勝への希望がつながった。

 チェルシーを率いるアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督は、英スカイ・スポーツ(Sky Sports)に対して、「連勝が止まったのは残念だが、トッテナムは非常に強い好チーム。間違いなく最後まで優勝を争うと思っている」と語った。

「われわれのチームが首位にいるのは、懸命に努力しているからこそだ。プレミアはとても厳しいリーグだし、これまでやってきたことを続けるのが大切だ」 (c)AFP/Tom WILLIAMS