【1月4日 AFP】ベトナムの首都ハノイ(Hanoi)近郊の病院で、男性(54)の腹部から18年前の手術で置き去りにされたはさみが見つかり、摘出手術が行われた。

 この男性は1998年に交通事故に遭い、手術を受けていたが、最近、腹痛を訴えたため精密検査を行った。すると、超音波検査により、大腸付近から全長15センチのはさみが見つかった。男性は先週末に、ハノイ北方80キロ北方に位置するタイグエン(Thai Nguyen)市にある病院で、3時間にわたる摘出手術を受けた。病院関係者は3日、AFPの取材に対し「(男性は)順調に回復している」と述べている。

 ベトナム保健省の公式情報サイトによると、男性は20年近くにわたりごく普通に生活し、飲食にも支障がなかったという。(c)AFP