【1月2日 AFP】ナイジェリア北東部の町マイドゥグリ(Maiduguri)で、大みそかに10歳前後の少女1人が自爆する事件が発生し、1人が重傷を負った。複数の目撃者や救急隊員が1日、AFPに語った。

 12月31日午前9時30分(日本時間同日午後5時30分)ごろ、同市税関地区で屋台の麺類を買おうとしていた人混みに少女が近づき、爆発物を起爆させた。

 犯行声明は出ていないが、イスラム過激派組織ボコ・ハラム(Boko Haram)の特徴として知られる、女性や少女を用いた自爆攻撃で民間人を標的にする手口だという。

 現場近くに住む目撃者は「少女は人混みに向かって歩いていたが、標的にたどり着く前に自爆した」と述べ、「少女は即死し、破片が当たった男性1人が重傷を負った」と説明した。また遺体を見たところ、自爆したのは10歳前後の少女だったという。

 ボルノ(Borno)州警察の報道官は、同じく自爆しようとしていた別の少女が捕らえられ、怒った群衆にリンチされたと述べている。この少女が携行していた爆発物は、治安部隊によって安全に爆破処理されたという。(c)AFP