【12月29日 AFP】トルコのメブリュト・チャブシオール(Mevlut Cavusoglu)外相は29日、トルコおよびロシア両国がシリア全土における停戦を年内にも実施する計画であることを明らかにした。

 前日にはトルコとロシアが停戦案に合意したと報道もあった中、チャブシオール外相はテレビ局Aハベル(A Haber)に対し、停戦は「いつでも」実行可能であると語った。

 同外相は「新年前には確実になるよう取り計らっている」と語り、さらにこの停戦計画は「指導者たちの意志」であると付け加えた。

 トルコ半国営のアナトリア(Anadolu)通信は28日、トルコおよびロシア両国がシリア全土を対象とした停戦案に合意したと伝えたが、両国からは合意を確認する直接のコメントは出ていなかった。

 シリア内戦において、ロシアがバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領側を支援する一方、トルコはアサド氏の退陣を求めている。だが、こうした対立構造にある中で、トルコ・ロシア両国はここ数か月、シリア問題について緊密に協力を続けている。(c)AFP