【12月29日 AFP】陸上短距離男子のウサイン・ボルト(Usain Bolt、ジャマイカ)が、五輪通算9個の金メダルを獲得した栄光のキャリアに幕を下ろす2017年シーズンは、100メートルだけに専念する計画を立ていることが明らかになった。

 ボルトはジャマイカ紙グリーナー(Gleaner)に対し、「最後のシーズンはとにかく楽しまなければいけない。この10年はすごい量の練習をこなしてきたと思う。そして最後のシーズンだ。100メートルに重点を置く。あまりストレスを感じずに、楽しめるようにしていきたい」と語った。

 現在30歳のボルトは、直近の五輪3大会で100メートル、200メートル、4×100メートルリレーの3連覇を達成し、かつてないほど長期間にわたって短距離界を支配した。

 100メートルでは9秒58、200メートルでは19秒19の世界記録を保持しており、世界陸上(IAAF World Championships in Athletics)では通算11個のタイトルを手にしている。

 ボルトはまた、2017年も忙しく動き回り、様々な大会に出場すると付け加えた。

「ファンのためさ。彼らはいつでも自分に愛を示してくれる。だから自分は彼らのために走り、これまで通りベストを尽くしていく」 (c)AFP