【12月28日 AFP】(更新、写真追加)安倍晋三(Shinzo Abe)首相とバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は27日(日本時間28日)、日米開戦の地となった米ハワイ(Hawaii)真珠湾(Pearl Harbor)を訪れた。安倍首相はその後の演説で、旧日本軍による攻撃の犠牲者らに「永劫(えいごう)の哀悼の誠」をささげると表明した。

 両首脳は、戦艦アリゾナ(Arizona)の乗組員らの慰霊施設アリゾナ記念館(Arizona Memorial)で、1941年12月7日に死亡した米国人2400人以上を追悼して花輪を供え、黙とうした。

 米国の第2次世界大戦(World War II)参戦の引き金となった奇襲攻撃から75年目の節目に真珠湾を訪問した安倍首相は、オバマ大統領とそろって行った演説で「戦争の惨禍は二度と繰り返してはならない」と強調。また「和解の力」をたたえ、米国民の「日本に対する寛容の心」に感謝の意を表した。(c)AFP