【12月27日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は26日に公開されたインタビューで、11月の大統領選について、自身が出馬できていたら3選を果たせていただろうと語った。またドナルド・トランプ(Donald Trump)氏の当選という結果になったにもかかわらず、自身の政治ビジョンは国民におおむね受け入れられているとの見解も示した。

 インタビューはオバマ政権で大統領上級顧問を務めたデービッド・アクセルロッド(David Axelrod)氏が行ったもので、米CNNとシカゴ大学(University of Chicago)が手掛けるポッドキャスト「アックス・ファイルズ(The Axe Files)」で配信された。

 退任まで残り約3週間となったオバマ大統領は、選挙では米国民が同氏と政治的に正反対の立場のトランプ氏を選んだとはいえ、なお自身の進歩的なビジョンを支持していることを確信していると説明。

「このビジョンには自信がある。なぜなら、もし私が再び大統領選に出馬してしっかり言葉で説明すれば、米国民の大多数を動員できたはずだからだ」と述べた。

 こうしたオバマ氏の発言に、トランプ氏はツイッター(Twitter)で反論した。

「オバマ大統領は私に勝っていたと言うが、そんなことはあり得ない!」と書き込み、失業やイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」対策、オバマ大統領肝煎りの医療保険制度改革「オバマケア(Obamacare)」などの問題があると言及した。(c)AFP