【12月27日 AFP】16-17イングランド・プレミアリーグは26日、第18節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は3-1でサンダーランド(Sunderland AFC)に勝利した。

 ユナイテッドのヘンリク・ムヒタリアン(Henrikh Mkhitaryan)は、この試合で決めた目を見張る「スコーピオン・シュート」について、が勝ったと語った。

 アルメリア代表のムヒタリアンは試合終盤、右サイドからズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)が上げたクロスボールを右かかとですらして、サンダーランドのGKジョーダン・ピックフォード(Jordan Pickford)を破った。

 元コロンビア代表のGKレネ・イギータ(Rene Higuita)氏が、1995年のイングランド戦で見せた「スコーピオン・キック」でのセーブを思い起こさせるようなシュートの際、ムヒタリアンは明らかにオフサイドポジションにいたものの、得点は認められた。

 クラブの公式テレビMUTVでムヒタリアンは、「ボールが自分の前に来ると思っていたら、行きすぎてしまった。だから、自分の後ろでボールをとらえたんだ。たまたまかかとでシュートしたけれど、あれしかやりようがなかった。うまくいったよ」とコメントした。

 11日のトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)戦で足首を負傷し、ここ2試合戦列を離れていたムヒタリアンは、後半から途中出場した。チーム内で立場を確立させつつある中でけがをしてしまったムヒタリアンだったが、ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、その復帰を喜んでいる。

 指揮官は、「彼はキャリアを通じて美しいゴールを決めている。今は、ゴールもあればディフェンスもやり、創造力も働かせている。けがから復帰し、(本拠地)オールド・トラフォード(Old Trafford)のファンから彼が愛されていることを感じ、彼がまた幸せになってくれてうれしい。そういったことは彼にとってとても大事だ」と語った。

 試合は、ユナイテッドが前半39分にイブラヒモビッチのアシストからデリー・ブリント(Daley Blind)のゴールで先制すると、後半37分にはイブラヒモビッチが今季通算17点目のゴールで追加点。4分後にムヒタリアンが試合を決定づける得点を決めると、その後サンダーランドの反撃をファビオ・ボリーニ(Fabio Borini)が決めたミドルシュートによる1点に抑えた。

 練習中に負傷したウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)を欠いたユナイテッドだったが、リーグ戦4連勝を飾るとともに公式戦では11戦無敗を記録しており、順位は6位と変わらないものの、28日にサウサンプトン(Southampton FC)戦を控える5位トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)と勝ち点33で並んでいる。(c)AFP